高機能電子部品で社会の発展と人々の暮らしに貢献
双信電機は、「材料・プロセス開発技術」「回路設計技術」「設備開発技術」をコア技術として、各種フィルタ、コンデンサなどの電子部品を開発し、パワーエレクトロニクス事業、情報通信事業を中心に、お客様のニーズに合わせたカスタム製品を提供しています。電子部品は、私たちが安心・安全に快適な暮らしを送るために必要不可欠なものであり、今後もその役割は大きくなっていきます。私たちは、これからも時代のニーズとお客様の期待に応える高機能電子部品を供給することで、社会の発展と人々の暮らしに貢献しています。
パワーエレクトロニクス事業
半導体製造装置や工作機械などの産業用機械、医療機器(MRI、CTなど)、鉄道などの市場に、これらの機器などから発生する電磁波ノイズ対策用製品としてノイズフィルタ、および電源用フィルムコンデンサなどを開発・製造し販売しています。
さまざまな産業機器の省エネルギーに欠かせないインバータなどから発生する電磁波ノイズは、電波障害や他の機器の誤作動の原因にもなります。双信電機は、こうした問題のトータルソリューション事業として、電磁波ノイズの発生源や発生経路を特定するためのノイズ測定・診断を行い、さらに電磁波ノイズの発生や影響を防ぐノイズフィルタの開発、供給により、お客様の電磁波ノイズ問題を解決する事業を展開しています。
双信電機の浅間工場(長野県佐久市)には、10m法大型電波暗室「浅間テストラボ」を有し、お客様の機器などから発生する電磁波ノイズを高精度に測定することができます。電波暗室に持ち込めない大型な機器などについては、国内3か所に導入している「ノイズ測定診断車」による出張試験(オンサイトテスト)を行うなどフレキシブルな対応を行っています。
情報通信事業
スマートフォンやパソコンなどに搭載される無線LANやブルートゥース通信モジュール、モバイル機器をつなぐ通信基地局、パソコン市場などに高周波部品の積層誘電体フィルタやカプラ、厚膜印刷基板などを開発・製造し販売しています。その他の市場としては、自動車や鉄道信号市場に実装製品、マイカコンデンサなどを製造し販売しています。
情報通信事業での主力製品である積層誘電体フィルタは、大手セラミックメーカーとの共同開発による優れたセラミック材料と双信電機独自のプロセス開発技術と高周波回路設計技術を融合させて開発したもの。とどまることなく進化を続ける移動体通信システムと情報通信機器の小型化・高性能化に貢献しています。
また、無線LAN新規格のWi-Fi6向け新製品や高速かつ大容量通信を実現できる第5世代移動通信システム(5G)に対応する新製品を開発するなど、電子部品の小型軽量化や高画質な映像の伝送という情報通信の革新を支える高機能電子部品を世の中に送り出しています。