ノイズ測定・診断 | 先輩紹介| 双信電機新卒採用サイト

ノイズ測定・診断

一流の技術者と
力を合わせ、
課題解決に挑む

2006年入社
工学研究科電気電子工学専攻

お客様のビジネスを
左右する診断

「ノイズ測定・診断」と言われてもピンとこない人もいるかもしれませんが、私たちが扱っているのは雑音などの「音のノイズ」ではなく、電子機器や装置の動作に影響を及ぼして誤作動や故障を引き起こす「電波のノイズ」。お客様が開発した製品がそういったノイズを発生させていないか、ノイズの影響を受けてもどれだけ性能を維持できるかを測定・診断しています。得られた結果が国などによって定められた規格を満たしていなければ、製品を世に出せなかったり、輸出することができなくなったりすることもあるため、この仕事はお客様のビジネスにとって非常に重要な意味を持ちます。長野県にある当社のノイズ測定施設「浅間テストラボ」に持ち込まれるお客様の製品を測定・診断し、報告書を作成するのが私の役割です。

各地を飛び回り、
発売前の新製品をテスト

私が入社後まず携わったのは、電子機器を電波のノイズによる障害から守るノイズフィルタの製品企画。4年ほどその業務に従事した後、現在の測定・診断業務を担当することになりました。異動後すぐは、お客様のもとに出向いてテストを行う仕事が多かったです。当社のテストラボもかなりの規模ですが、それでも入りきらないほど巨大な装置については現地に行って対応する必要があります。月に2～3ヵ所、北は岩手から南は福岡まで日本中を飛び回る、忙しくも充実した日々を送っていました。
お客様から測定・診断の依頼を受けるのは、技術の粋を注いでつくりあげた新製品。そうしたものを目の当たりにすると、技術者としては血が騒ぎますね。
ただ測定・診断を行うだけでなく、測定結果の数値が想定と異なったときに、お客様とともに「どうやったら規格を満たせるか」を考えていくのも私たちの仕事です。原因を突き止め、対策方法を探し、実行して、再び測定を行う。さまざまなお客様の技術者とともに試行錯誤した末に問題が解決できたときのよろこびは、テストラボでの業務が中心になってからも変わることはありませんでした。

お客様から測定・診断の依頼を受けるのは、技術の粋を注いでつくりあげた新製品。そうしたものを目の当たりにすると、技術者としては血が騒ぎますね。
ただ測定・診断を行うだけでなく、測定結果の数値が想定と異なったときに、お客様とともに「どうやったら規格を満たせるか」を考えていくのも私たちの仕事です。原因を突き止め、対策方法を探し、実行して、再び測定を行う。さまざまなお客様の技術者とともに試行錯誤した末に問題が解決できたときのよろこびは、テストラボでの業務が中心になってからも変わることはありませんでした。

さらなる成長と事業領域拡大を目指して

技術が進歩して電子製品が精密化するほどに、こうしたノイズ対策のニーズは高まっていくことが予想されます。同時に、私たちに求められる測定・診断技術のレベルも、年を追うごとに高いものになってきている。現在は後輩を育てる立場でもありますが、私自身も新しい技術について知識を広げていくことの大切さをひしひしと感じています。目の前の業務をこなすだけでなく、常に好奇心を胸に広い世界に目を向け、学びを深めていきたいですね。幸いにも当社は、新しい挑戦に対するフットワークが軽い。得た知識を生かして、将来的には双信電機の新たな事業領域を切り拓いていけるようなエンジニアを目指していきたいと考えています。